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お墓とは
人はどうしてお墓を建てるのでしょうか?

お墓は家の守り神様

お墓は家の守り神様
人はどうしてお墓を建てるのでしょうか?
その答えは、ズバリ!「お墓は家の守り神様」だからです。その守り神様のご神体は、お骨(焼骨)なのです。
お骨をお墓に納め厚く供養することにより、見えない世界からのあと押しが得られます。 この世の中は、見える世界が全てではありません。見える世界と見えない世界があります。
人の世には運、不運。ついてる、ついていない。ということが常にありますね。同じ努力をしても報われる人と報われない人がいます。 厚く先祖様をお祀りをし、少しでも見えない世界から加勢をいただき、健康で幸せな人生を歩んでいきたいと思うものです。
年老いて死んだ後も、お墓に入り家の守り神として祀ってもらい、少しでも子孫のために力になりたいと思うものです。

散骨は刑罰

散骨は刑罰
昨今、マスコミなどで話題になる散骨ですが、日本では奈良時代以前より、最も重い刑罰だったことをご存知でしょうか?
密かに国家を傾けようとしているとの疑いをかけられ、長屋王の骨は、土佐の国の海に。その他一族の骨は洛外の川や海に捨てられたと「続日本記」「日本霊異記」に書かれています。
家の守り神様である親の遺骨を、最も重い刑罰とされた形で葬ることは子孫のすることではありません。

樹木葬とは

樹木葬とは
散骨によく似たものに樹木葬があります。
遺骨を大地にかえしてあげるという意味で考えられたものですが、これはもう少し前の時代の、行き倒れの人の墓の形態です。
つまり、愛しき家族の骨を野にうち捨てるのと同じことです。お勧めできるものではありません。
本来、樹木葬は遺骨を納めたところに木を植えてあげるのですが、最近よくある樹木葬は決められた場所に数本の木を植え、その周りに遺骨を納めて亡くなられた方の名前を彫った15cm角くらいの板石の名板を置くだけです。
それってペットのお墓と同じじゃないですか。自分を大切に大切に育ててくれた親や祖父母をそんなペットの墓に納めるんですか?

お墓の形

お墓の形
約1,000年以上前から、五輪九字妙秘密釈という五輪塔のお経があります。そのお経の中には五輪塔の形が書かれ、その形の物を建てることは仏に対する何よりの供養と書かれています。
お寺様では、昔からずっと年忌やせがきの法要には卒塔婆供養がされていますが、その卒塔婆の形はまさに五輪塔です。
現在よく建てられている和型の三段墓は、五輪塔の簡略形と考えられています。
目に見えない世界からのあと押しをいただくには、この形が最もふさわしいものです。
それに対して洋墓やニューデザイン墓は、なんの法力もないデザイナーが考えた形(モニュメント)であって、家の守り神にはなりえません。
ただ、キリスト教や無信教の人達にとっては、何もおかしいことではあります。

永代供養墓とは

永代供養墓とは
後々の子孫がいない人の為に、お寺様等が永代にわたり供養するお墓です。
末永く子孫を守るという(家の守り神様)としての本来のお墓とは大きく意味が異なります。
あくまで後を見る人が絶える家の人のためのお墓です。

ニューデザイン墓とは

ニューデザイン墓とは
近年マスコミ等などで亡くなられた方の趣味等により、バイクの好きな人ならバイクの形。
ピアノの好きな人ならピアノの形。山の好きな人なら山の形等のお墓があると言われています。
それらは、お祀りをするものではなく、亡くなった方を偲ぶ記念碑です。
もし、そうしたものが建てたいのであれば、庭に立てるべきものです。
よく、会社に行くと庭に創業者の銅像があったり、偉業を書いた碑があります。
それと同じもので、本来のお墓にはふさわしくないものなのです。

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